近年、スマートフォンやスマートデバイスの普及により、さまざまなアプリやサービスを活用する機会が増えました。しかし、それぞれのアプリが連携して動作することは少なく、手作業での操作が必要な場面も多いのが現実です。そこで役立つのが IFTTT(If This Then That) というサービスです。
IFTTTとは?
IFTTT(イフト)は、異なるアプリやデバイスを連携させ、自動化するためのクラウドサービスです。名前の由来は「If This Then That(もし〇〇なら、△△する)」というシンプルな条件分岐の考え方から来ています。
例えば、
- 「もし日没になったら、スマートライトを点灯する」
- 「もしTwitterで特定のハッシュタグを投稿したら、Evernoteに自動保存する」
- 「もしGmailに特定のメールが届いたら、Slackに通知する」
といったように、日常のさまざまな操作を自動化できます。
IFTTTの仕組み
IFTTTでは、アプリやデバイスの連携を アプレット(Applet) と呼びます。アプレットは、次の2つの要素で構成されます。
- トリガー(Trigger) - 「もし〇〇なら(If This)」にあたる条件
- アクション(Action) - 「△△する(Then That)」にあたる動作
例えば、
というように、特定の動作を設定できます。
対応サービスとデバイス
IFTTTは、600以上のアプリやデバイス に対応しており、代表的なものには以下のようなサービスがあります。
🔹 SNS:Twitter、Facebook、Instagram
🔹 クラウドストレージ:Google Drive、Dropbox、OneDrive
🔹 スマートホーム:Google Home、Amazon Alexa、Philips Hue
🔹 タスク管理:Trello、Todoist、Notion
🔹 通信アプリ:Slack、Microsoft Teams、LINE
🔹 その他:Gmail、Spotify、天気予報
例えば、Google Homeに「おはよう」と話しかけたら、スマートライトを点灯し、天気予報を読み上げるといった連携も可能です。
IFTTTの使い方
特に初心者の方は、既存のアプレットを使うのがおすすめです。
無料プランと有料プランの違い
IFTTTには無料プランと有料プランがあります。
プラン | 無料 | 有料(IFTTT Pro) |
---|---|---|
作成できるアプレット数 | 2個まで | 無制限 |
実行速度 | 標準 | 高速 |
複数のアクション設定 | 不可 | 可能 |
高度なフィルター機能 | なし | あり |
無料でも十分に活用できますが、本格的に使いたい場合は有料プランも検討するとよいでしょう。
活用例:こんな場面で役立つ!
💡 スマートホームの自動化
- 天気予報をチェックし、雨ならエアコンをオフにする
- 家を出るとスマートライトを消灯する
📩 仕事の効率化
- Gmailの重要なメールをSlackに通知する
- Trelloの新しいタスクをGoogleカレンダーに登録する
📱 SNSの管理
まとめ
IFTTTを活用すると、手間のかかる作業を自動化し、日々の生活や仕事をより快適にすることができます。特に、スマートホームや業務効率化に役立つため、一度試してみる価値があります。
「もっと便利に日常を自動化したい!」という方は、ぜひIFTTTを活用してみてください。 😊