2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は Windows 環境でよく見られるエラー「0x8007007E」について解説します。このエラーは、アプリケーションの起動時や DLL を読み込む処理で発生することが多く、初心者から上級者まで悩まされることがあります。 エラー「0x8007007E」とは? このエラー…
Visual Studio には「開発者コマンドプロンプト(Developer Command Prompt for VS)」が用意されています。これは、C++ コンパイラ(cl.exe)や MSBuild、ILDasm、CorFlags などの開発ツールをコマンドラインから使えるようにする特別な環境です。 ただし難…
Visual Studio をインストールすると、「Visual Studio 開発者コマンドプロンプト」という専用のコマンドライン環境が使えるようになります。普段の cmd.exe や PowerShell と何が違うのか、どんなときに使うのかを解説します。 開発者コマンドプロンプトと…
HTTP エラー 500.19 は、構成ファイルの問題が原因で発生する、内部サーバーエラーの一種です。このエラーは、ウェブサーバーがウェブサイトの特定のページやアプリケーションを読み込めないときに表示されます。 HTTP エラー 500.19 の主な原因 このエラー…
Visual Studioを起動したら、突然「NuGet ソリューションを開こうとしたときに XXXX でエラーが発生しました。」というエラーが出て、プロジェクトが開けない...そんな経験はありませんか? 開発のテンポを崩されるこのエラーは、とても厄介ですよね。 この…
NuGetは、.NET開発者向けのパッケージ管理システムです。これにより、開発者は他の人が作成したライブラリやツールを、自分のプロジェクトに簡単に組み込むことができます。ちょうど、モバイルアプリストアからアプリをインストールするように、NuGetを使っ…
.NET の DLL は AnyCPU でビルドすることで、32bit / 64bit どちらの環境でも同じファイルを使い回せます。しかし、P/Invoke(Platform Invocation Services) を使ってネイティブ DLL を呼び出す場合は、そう簡単にはいきません。 今回は「なぜネイティブ D…
Windows アプリ開発では DLL が 32bit 用なのか 64bit 用なのかで悩む場面が多くあります。しかし、.NET で作られた DLL(マネージド DLL)の場合は、「AnyCPU」オプションでビルドすると 32bit / 64bit の両方に対応できるという特徴があります。 今回は、…
前回の記事では「1つの DLL ファイルで 32bit / 64bit 両対応はできない」と説明しました。しかし、アプリケーション側の工夫で「動作環境に応じて自動的に適切な DLL をロードする」ことは可能です。 ここでは C++ のサンプルコードを紹介します。 方法1:W…
Windows アプリ開発をしていると、ライブラリ(DLL)の 32bit / 64bit の違いに悩まされることがあります。特に「32bit の EXE から 64bit の DLL を呼び出したい」という状況に直面することもあるでしょう。今回は、その仕組みと解決方法について解説します…
毎日何通も届くメール。その中には、本物の会社からの重要なお知らせもあれば、個人情報を盗もうとする詐欺メールも混じっています。なぜ、私たちは見分けがつかないのでしょうか? それは、メールの「送信元」を簡単に偽装できてしまうからです。 しかし、…
DMA法とは、正式名称を「デジタル市場法(Digital Markets Act)」といい、ヨーロッパ連合(EU)が制定した法律です。この法律は、巨大な力を持つプラットフォーマー(GoogleやAppleなど)が市場を独占し、公正な競争を阻害することを防ぐのが目的です。 DMA…
皆さんは「スマホ新法」という言葉をご存知ですか?これは、正式には「スマートフォン・アプリケーション及び特定サービス提供事業者に関する規制法案」と呼ばれ、2025年後半にも施行される見込みの新しい法律です。この法律は、私たちのスマートフォンの使…
海外旅行の準備は楽しいけれど、現地のインターネット環境ってどうする?と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 「日本のSIMカードをそのまま使うと高額な請求が怖いし…」 「現地のSIMカードを探すのは面倒だし、言葉の壁が心配…」 「ポケットWi-Fiは…
C言語やC++をWindowsで開発する際に利用される MinGW-w64。GitHubや公式配布サイトには、似たような名前のバイナリファイルが複数あります。 例えば以下のようなファイルです。 i686-15.2.0-release-mcf-dwarf-ucrt-rt_v13-rev0.7z x86_64-15.2.0-release-po…
C言語やC++をWindows上で開発する際、よく登場するのが MinGW-w64 と MSYS2 です。しかし、「MinGW-w64を使うのにMSYS2は必須なのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。今回は、この点を整理して解説します。 1. 結論:MSYS2は必須ではない MinGW-w64単体で…
WindowsでC/C++やオープンソースソフトを開発する場合、LinuxやUnix系のコマンドやツールをそのまま使いたい場面があります。そんなときに役立つのが MSYS2(Minimal SYStem 2) です。 本記事では、MSYS2の概要、特徴、利点、C/C++開発での役割について解説…
C言語やC++をWindowsで開発する際に必要なコンパイラの一つが MinGW-w64 です。Visual Studio Code(VSCode)などのエディタと組み合わせることで、Windowsでも快適にC/C++開発が可能になります。 本記事では、MinGW-w64の概要、特徴、メリット、インストー…
Visual Studio Code(VSCode)は、軽量で多機能なソースコードエディタとして世界中で利用されています。しかし、VSCodeはエディタであって統合開発環境(IDE)ではないため、C言語を「すぐに実行できる環境」は標準では用意されていません。今回は、VSCode…
Visual Studio Code(VSCode)は世界中の開発者に人気の無料エディタですが、初期状態では英語表記になっています。英語が苦手な方や日本語で操作したい方のために、日本語化(日本語ローカライズ)する方法を解説します。 1. VSCodeをインストール まだイン…
VS Codeを使っている開発者の皆さん、Remote Containersという拡張機能をご存知ですか? この機能は、DockerコンテナをあたかもローカルPCのように扱い、その中で開発作業を行うことを可能にします。 「なんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、実は、日…
Docker DesktopをWindowsにインストールする際、セットアップ画面で「Allow Windows Containers to be used with this installation」というチェックボックスを見たことはありませんか? 「Windowsでコンテナを使えるようにする」と書かれているけれど、具体…
Docker Desktopは、コンテナ開発を強力にサポートする必須ツールです。しかし、料金体系が新しくなり、「無料で使えるの?」「有料プランには何が含まれるの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。 この記事では、Docker Desktop for Windows…
WSLのディストリビューションを新しくインストールしようと、wsl --list --onlineコマンドを実行したことはありませんか? このコマンドは、Microsoft Storeでインストールできるディストリビューションの一覧を表示してくれます。しかし、そのリストの中に…
「WSLをUbuntuで始めたけど、やっぱり別のディストリビューションも試したい…」「プロジェクトごとに使い分けたい!」そう考えたことはありませんか? 安心してください。WSLでは、一度インストールしたディストリビューションを後から変更したり、複数のデ…
Windows Subsystem for Linux (WSL)を使い始めるとき、まず最初に直面するのが「どのディストリビューションを選べばいいの?」という疑問です。Ubuntu、Debian、openSUSEなど、たくさんの選択肢があり、それぞれに特徴があります。 今回は、主要なディスト…
「PowerShell」と一口に言っても、実はいくつかのバージョンが存在します。特に、Windowsに標準搭載されているPowerShell 5.1と、クロスプラットフォームで最新のPowerShell 7では、使える機能やコマンドに大きな違いがあります。 今、自分がどのバージョン…
「PowerShellでテキストファイルの中身を見たら、なぜか日本語が文字化けしている…」 そんな経験はありませんか? この文字化け問題は、特に古いバージョンのPowerShellでよく見られる、開発者やシステム管理者にとっての悩みの種です。しかし、実はその原因…
近年、Windowsで開発を行うエンジニアの間で、もはや必須ツールとなりつつあるのが、このWSL(Windows Subsystem for Linux)です。しかし、実はWSLには「WSL1」と「WSL2」という2つのバージョンが存在し、それぞれ仕組みやパフォーマンスが大きく異なります…
Windows 11で開発環境を構築しようとしている皆さん、Dockerのセットアップはもうお済みですか? 「難しそう…」「昔とやり方が違うらしい…」といった声もよく聞きますが、ご安心ください。現在のWindows 11では、WSL 2 (Windows Subsystem for Linux 2) を使…