🔐 パスキーとは?パスワードと何が違う?次世代の認証方法を徹底解説!

最近、様々なウェブサイトでログイン時に「パスキー」という言葉を目にするようになりました。パスワードに代わる新しい認証方式として注目されているパスキーとは一体何なのか、従来のパスワードとどう違うのかを解説します。


🔑 パスキー(Passkey)とは?

パスキーは、パスワードに代わる、より簡単で安全な次世代のログイン認証技術です。

これは、FIDOアライアンスとW3Cによって策定された国際的な標準規格であるFIDO認証(特にFIDO2)に基づいています。

パスキーを使用すると、ユーザーは複雑なパスワードを覚える必要がなくなり、代わりに以下の要素を使ってログインします。

  • 生体認証(指紋認証、顔認証など)

  • バイスの画面ロック(PINコード、パターンなど)

パスキーは、アカウント所有者のスマートフォンやパソコンなどのバイスに安全に保存され、iCloudGoogleアカウントなどを通じて複数のデバイス間で同期することも可能です。


🔒 パスワードとの決定的な違い

パスキーとパスワードの主な違いは、「認証の仕組み」と「セキュリティの強固さ」にあります。

1. 認証の仕組みの違い

特徴 パスワード パスキー
認証情報 ユーザーが設定し、覚える文字列(知識情報)。 公開鍵暗号方式に基づく、デバイスに保存された暗号化された鍵情報
ユーザー操作 ユーザーが入力して認証。 生体認証PINなどで本人確認をし、デバイスが自動で認証情報(秘密鍵)を使ってサーバーとやり取り。
情報保存場所 サービス提供側のサーバー(万一漏洩のリスクあり)。 ユーザーのバイスの安全な領域(秘密鍵)と、サービス提供側のサーバー(公開鍵)。

パスキーは、公開鍵暗号方式を利用しています。

  • サービス側には、認証に使う鍵の片割れである公開鍵のみが保存されます。

  • ユーザーのデバイスには、そのペアとなる秘密鍵が保存されます。

ログイン時には、ユーザーがデバイス上で生体認証などを行うことで、デバイスに保存された秘密鍵が認証の署名を行い、サーバー側はその公開鍵で署名を検証します。このプロセスにより、秘密鍵がサーバーに送信されることはありません

2. セキュリティと利便性のメリット

パスキーがパスワードよりも優れている点は、その設計思想にあります。

メリット パスキー パスワード
フィッシング詐欺への耐性 極めて高い。パスキーは特定のドメインとデバイスに紐づくため、偽サイトで認証情報が盗まれることがない。 低い。ユーザーが偽サイトに騙されてパスワードを入力してしまうリスクがある。
情報漏洩のリスク 極めて低い。サーバーには公開鍵のみ保存されており、万が一サーバーが攻撃されても秘密鍵はデバイスにあるため、不正利用が非常に困難。 高い。サーバーからパスワード情報が漏洩すると、不正アクセスに使われるリスクがある。
利便性 高い。パスワードを覚える必要がなく、指紋や顔認証などで一瞬でログインが完了する。 低い。複雑なパスワードを覚える必要があり、入力の手間や入力ミスの可能性がある。また、多くの場合、二段階認証などの追加手順が必要。

パスキーは、単なるパスワードの代替ではなく、フィッシング詐欺やパスワード漏洩といった既存の認証における最大の弱点を根本的に克服するために開発された技術です。セキュリティと利便性を高いレベルで両立させた、まさに次世代の認証方式と言えるでしょう。