FIDO(Fast Identity Online)認証とは、パスワードに代わる、より安全で便利な認証方式を確立するための認証技術の総称です。ユーザーの認証情報をサーバーに保存しないため、パスワードリスト攻撃やフィッシング詐欺などのリスクを大幅に低減できます。また、生体認証(指紋、顔、虹彩など)やハードウェアキーといった様々な認証方法に対応しており、ユーザーはより簡単かつ安全にログインできます。
FIDO認証の仕組み
FIDO認証は、公開鍵暗号技術に基づいています。従来のパスワード認証が「パスワードをサーバーに保存して照合する」のに対し、FIDO認証は秘密鍵と公開鍵のペアを使います。
-
登録時(秘密鍵と公開鍵の生成):
-
ログイン時(認証):
この仕組みにより、サーバーはパスワードや秘密鍵といった重要な情報を保持する必要がなくなります。これにより、サーバーがサイバー攻撃を受けても、ユーザーの認証情報が流出するリスクを根本から排除できます。
FIDO認証の種類
FIDOは複数の認証プロトコルで構成されており、主要なものには以下の2つがあります。
-
FIDO UAF(Universal Authentication Framework):
-
FIDO U2F(Universal Second Factor):
現在では、これらを統合し、より柔軟な認証を可能にしたWebAuthn(ウェブ・オーセンティケーション)が主要な標準となっています。WebAuthnは、W3C(World Wide Web Consortium)が推奨する技術で、Google、Apple、Microsoftなどの大手企業が採用を進めています。
FIDO認証のメリット
-
高いセキュリティ 🛡️:
-
利便性の向上 ✨:
-
パスワードを覚える必要がなく、ユーザーは生体認証や簡単なPIN入力で素早くログインできます。
-
複数のサイトで異なるパスワードを使い分ける手間がなくなります。
-
-
プライバシーの保護 🤫:
-
ユーザーの生体情報はデバイスから外部に送信されることはなく、プライバシーが保護されます。
-
FIDO認証は、従来のパスワード認証が抱える課題を解決する、次世代の認証技術です。今後、さらに多くのウェブサイトやサービスでの普及が期待されています。