JavaScriptは、WebアプリやNode.js、Electronなど、さまざまな場面で使われている人気の高い言語です。
しかし、柔軟で自由度が高いがゆえに、コードの構造が複雑になりやすいという課題もあります。
「この関数はどこから呼ばれてるの?」「このモジュールの依存関係がわからない…」
そんなときに役立つのが、プログラム構造を可視化・解析するツールです。
この記事では、JavaScript全体を対象にした構造解析ツールを厳選して紹介します。
🧰 1. Madge:依存関係をグラフで見える化
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用途: JavaScript/TypeScriptのモジュール依存関係を視覚的に解析。
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特徴:
活用例:
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モジュール構成の見直し
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複数人でのコード共有・設計確認時に
📊 2. Plato:複雑度と保守性のスコアを分析
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用途: JavaScriptコードの複雑度や保守性のスコアを計測。
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特徴:
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HTML形式のレポート出力
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サイクロマティック複雑度・保守性インデックスなどを計算
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関数ごとの分析が可能
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活用例:
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技術的負債の洗い出し
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リファクタリングの優先順位付け
📦 3. Dependency Cruiser:依存ルールの監視と可視化
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用途: 依存関係にルールを設けて監視・可視化。
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特徴:
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モジュールのレイヤ構造を守るようルールを定義できる
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SVGなどで可視化
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ESLintのようにCIでの活用も可能
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活用例:
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チーム内での設計ルールの徹底
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層を越えた依存の検出(例:UI → DBの直通禁止など)
🌳 4. AST Explorer + Babel:構文構造の詳細解析
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用途: JavaScriptの構文を抽象構文木(AST)として視覚的に解析。
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特徴:
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Babel、TypeScript、Esprimaなどに対応
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カスタムコード分析やリントルールの作成に最適
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活用例:
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カスタムLintルールの作成
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パーサー開発やコード変換のベースに
🧱 5. SourceTrail(非公式対応)
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用途: 複数言語対応のコード構造可視化ツール(関数・クラス・依存関係)
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特徴:
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GUIで関数・クラスの相互関係を視覚化
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TypeScriptなどは対応良好。JavaScriptはベータ対応
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オフラインGUIベースの強力な解析
📝 まとめ
JavaScriptのコード構造を視覚的に理解することで、以下のような効果が期待できます。
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✅ 設計の全体像をチームで共有しやすくなる
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✅ リファクタリング時に影響範囲を正確に把握できる
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✅ 複雑度を数値で把握し、品質向上の指針にできる
MadgeやPlato、Dependency Cruiserなどは、プロジェクトへの導入も容易で、学習コストも少なめです。
コードの「見える化」に、ぜひ活用してみてください!