近年、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのストレージとして eMMC という名前を耳にすることが増えました。しかし、「SSDとは何が違うの?」「eMMCの性能は?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
本記事では、 eMMCとは何か、 SSDとの違い を詳しく解説していきます!
eMMCとは?
eMMC(embedded MultiMediaCard) は、その名の通り「組み込み型のMMC(マルチメディアカード)」のことです。SDカードと似た技術を使用しており、ストレージチップとコントローラーを一体化したフラッシュメモリです。
主に 低価格ノートPCやタブレット、スマートフォン などに搭載されており、ストレージとして 軽量・低コスト・省電力 という特徴があります。
eMMCとSSDの違い
| 項目 | eMMC | SSD |
|---|---|---|
| 速度 | 遅い(100~400MB/s程度) | 速い(500MB/s~7000MB/s以上) |
| 容量 | 32GB~128GB程度が多い | 128GB~4TB以上まで多様 |
| 構造 | シンプルなチップ構造 | 高性能なコントローラーと複数のNANDフラッシュ |
| 寿命 | 短め(書き込み回数が限られる) | 長寿命(耐久性が高い) |
| 拡張性 | 基本的に交換不可 | M.2や2.5インチSSDとして交換可能 |
| 用途 | スマホ・タブレット・低価格PC向け | 高性能PC・ゲーミング・プロ用途 |
1. 速度の違い
eMMCの読み書き速度は 100~400MB/s程度 ですが、SSDは SATA接続なら500MB/s前後、NVMe接続なら7000MB/s以上 に達するものもあります。
そのため、eMMC搭載PCはアプリの起動やデータ転送が遅く感じることがあります。
2. 容量の違い
eMMCは 32GB~128GB ほどの容量が主流で、ストレージの増設や交換が難しい場合が多いです。一方、SSDは 128GB~4TB 以上の容量まであり、大容量のデータ保存にも適しています。
3. 構造の違い
eMMCは単純な構造で、小型のデバイスに適していますが、SSDは より高度なコントローラー を搭載し、高速データ処理が可能です。
4. 寿命の違い
eMMCは書き込み回数の制限があるため、長期間使用すると劣化が早くなります。SSDは耐久性が高く、特に NVMe SSD は書き込み最適化技術を備えているため、寿命が長いのが特徴です。
5. 拡張性の違い
eMMCは マザーボードに直付け されているため、基本的に交換やアップグレードができません。一方、SSDは 2.5インチやM.2スロット で交換・増設が可能なので、ストレージ容量を増やしたい場合に便利です。
6. 用途の違い
eMMCは スマートフォン、タブレット、低価格ノートPC に多く採用されています。一方、SSDは 高性能PC、ゲーミングPC、クリエイター向けPC など、よりハイエンドなデバイスで使用されます。
結論:どちらを選ぶべき?
eMMCが向いている人
✅ 低価格なノートPCやタブレットを探している人
✅ ブラウジングや動画視聴など、軽い作業がメインの人
✅ ストレージの容量が少なくても問題ない人
SSDが向いている人
✅ 高速なデータ処理を求める人(アプリの起動、動画編集、ゲームなど)
✅ ストレージを拡張・交換したい人
✅ 長期間使う予定の人