ソニーのカメラで利用される動画フォーマットとは?特徴と用途を解説

ソニーデジタルカメラやビデオカメラは、高画質な映像を記録できることで知られています。その撮影データを保存する際には、さまざまな動画フォーマットが利用されています。本記事では、ソニーのカメラで使用される主な動画フォーマットの特徴や用途について解説します。


1. XAVC(XAVC S / XAVC HS / XAVC-I / XAVC-L)

特徴

  • ソニー独自の高画質動画フォーマット
  • 4KやHDRに対応し、放送・映画制作レベルの品質を実現
  • 可変ビットレートVBR)による高効率なデータ圧縮

種類と用途

フォーマット 特徴 用途
XAVC S 一般的なカメラ向け、MP4コンテナ 一眼カメラ、ハンディカム
XAVC HS H.265(HEVC)を採用し、高圧縮で高品質 4K撮影(α7シリーズなど)
XAVC-I 可逆圧縮、最高品質の映像記録 プロフェッショナル用途(FX6、FX9など)
XAVC-L 圧縮率が高く、長時間撮影向け 放送・業務用カメラ

おすすめポイント
XAVC S は、ソニーのαシリーズやハンディカムで広く採用されており、一般のユーザーでも扱いやすいフォーマットです。一方、XAVC-I や XAVC-L は業務用カメラ向けで、より高度な映像制作に適しています。


2. AVCHD(Advanced Video Codec High Definition)

特徴

  • H.264を採用した高画質フォーマット
  • Blu-ray規格と互換性があり、直接ディスクに書き込める
  • 60i/30p/24pのフレームレート対応

用途

  • ソニーのハンディカムでの撮影
  • 一般家庭向けのビデオ撮影

おすすめポイント
AVCHDは、Blu-rayとの互換性が高いため、撮影後すぐにディスクへ保存したい場合に便利です。ただし、最近ではMP4やXAVC Sが主流になりつつあります。


3. MP4(MPEG-4 Part 14)

特徴

  • 汎用性が高く、ほぼすべてのデバイスで再生可能
  • H.264 / H.265(HEVC)コーデックに対応
  • ファイルサイズが比較的コンパクト

用途

  • αシリーズやハンディカムの標準的な録画フォーマット
  • YouTubeSNS向けの動画撮影

おすすめポイント
MP4は編集ソフトやプレイヤーとの互換性が高く、動画をすぐに共有したい場合に最適なフォーマットです。特に、XAVC S(MP4コンテナ)を選べば、高画質で扱いやすい映像が得られます。


4. RAW動画(Sony RAW / X-OCN)

特徴

  • 非圧縮または可逆圧縮の映像データを記録
  • 高いダイナミックレンジと色再現性を保持
  • ファイルサイズが大きく、専用ソフトでの編集が必要

用途

  • シネマカメラ(VENICEシリーズ、FX9、FX6)
  • プロフェッショナルな映像制作

おすすめポイント
RAW動画は、映像編集の自由度が高く、映画やCM制作に最適ですが、データ量が膨大なため、高性能なストレージや編集環境が求められます。


どのフォーマットを選ぶべきか?

フォーマット 画質 圧縮効率 再生・編集のしやすさ 主な用途
XAVC S ◎(一般向け) 一眼カメラ、ハンディカム
XAVC HS 非常に高 非常に高 △(高性能PCが必要) 4K映像制作
XAVC-I 最高 △(業務用環境推奨) 映画・放送業界
XAVC-L ○(業務用) 長時間録画
AVCHD ◎(家庭用向け) ハンディカム、Blu-ray保存
MP4 中~高 ◎(汎用性が高い) SNSYouTube動画
RAW(Sony RAW / X-OCN) 最高 なし~低 △(編集環境必須) 映画・プロ向け映像制作

一般ユーザーなら XAVC S(MP4コンテナ)MP4 を選べば問題ありません。高画質な映像を求めるなら XAVC HSXAVC-I、業務用の長時間録画なら XAVC-L が適しています。


まとめ

ソニーのカメラで利用される動画フォーマットには、それぞれ特徴があります。

  • 一般向け(αシリーズ、ハンディカム)XAVC S(MP4)MP4
  • 高品質な映像制作(業務用カメラ)XAVC HS / XAVC-I / XAVC-L
  • 家庭用ビデオカメラAVCHD
  • 映画・CM制作RAW動画(Sony RAW / X-OCN)

用途に応じて最適なフォーマットを選び、最高の映像を撮影しましょう!