AWS Builder ID の概要

AWS Builder ID は、AWS の様々なサービスやアプリケーションにログインするための、個人用の新しい認証情報です。これは、AWS アカウントの IAM (Identity and Access Management) ユーザーとは異なり、AWS 開発者コミュニティ向けに設計されており、よりシンプルで使いやすいログイン体験を提供します。


 

主な特徴とメリット

 

AWS Builder ID を利用する主なメリットは以下の通りです。

 

1. 簡便なログイン体験

 

Builder ID を使えば、複数の AWS サービスやアプリケーションに共通の認証情報でログインできます。例えば、AWS コンソール、AWS Toolkit for VS CodeAmazon Q など、さまざまなツールに同じ Builder ID でアクセスできます。これにより、個別の IAM ユーザーを作成・管理する手間が省けます。

 

2. 開発者コミュニティへのアクセス

 

Builder ID は、AWS が提供する開発者向けのサービスやイベントへのアクセスを容易にしますAWS re:Invent や AWS Sumo Logic のようなイベントの登録、AWS Developer Forums への参加など、コミュニティ活動にシームレスに参加できます。

 

3. AWS アカウントとの分離

 

Builder ID は、特定の AWS アカウントとは直接紐づいていません。これは、個人の開発者が仕事やプライベートなど、複数の AWS アカウントを使い分ける際に非常に便利です。たとえば、会社の AWS アカウントにアクセスする際には IAM ユーザーを使い、個人的な学習やプロジェクトでは Builder ID を使用するといった使い分けができます。


 

AWS Builder ID と IAM の違い

 

特徴 AWS Builder ID IAM (Identity and Access Management)
目的 個人の開発者向け。開発ツール、コミュニティ、イベントへのアクセス。 AWS アカウント内のリソースへのアクセス制御。
紐づき 特定の AWS アカウントには直接紐づいていない。 特定の AWS アカウントに厳密に紐づいている。
管理 個人で管理する認証情報。 AWS アカウントの管理者が管理する。
アクセス先 開発者ツール、コミュニティサイト、一部の AWS サービス。 AWS アカウント内のEC2、S3などのAWSリソース。
主な利用者 AWS を利用する開発者、学生、コミュニティ参加者。 組織や企業内のユーザー、アプリケーション、サービス。

 

結論

 

AWS Builder ID は、AWS を利用するすべての開発者にとって便利なツールです。特に、AWS の学習を始めたばかりの方や、個人的なプロジェクトで AWS を利用している方、または複数の AWS アカウントを管理している方にとって、ログイン体験を大幅に簡素化し、AWS コミュニティへのアクセスをスムーズにします。今後、より多くの AWS サービスが Builder ID をサポートしていくことが期待されます。