業務時間の集計や、作業時間の記録などで「開始時間」と「終了時間」の差を、「1時間=1.0」「30分=0.5」という形式で扱いたいときはありませんか?
Excelでは、時間の差を数値(実数)として扱うことで、効率的に時間計算ができます。この記事では、次のような表を例に、計算式とセルの書式設定をわかりやすく解説します。
1. 目指す表の例
| A列 | B列 | C列 |
|---|---|---|
| 開始時間 | 終了時間 | 経過時間(時間) |
| 09:00 | 17:30 | 8.5 |
2. 入力する時間の書式(開始時間・終了時間)
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セルA2 に開始時間(例:
09:00) -
セルB2 に終了時間(例:
17:30)
これらのセルは、時間形式で入力してください。
自動で時間形式にならない場合は、以下の手順で設定します:
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セルA2とB2を選択
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右クリック → 「セルの書式設定」
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「表示形式」タブ → 「時刻」 →
13:30などの形式を選択 -
OKをクリック
3. 経過時間の計算式
経過時間(実数)を表示したいセル(例:C2)には、以下の数式を入力します:
💡 なぜ「×24」するの?
Excelでは「1」は「24時間」を意味します。
そのため、「終了時間-開始時間」だけでは、「日単位の割合(例:0.5日=12時間)」として表示されます。
時間数として扱いたい場合は、「×24」して補正する必要があります。
4. 経過時間セル(C列)の書式設定
C列には小数点以下まで表示される実数を表示したいので、「標準」または「数値」に書式設定を変更しましょう。
設定手順:
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C列(例:C2)を選択
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右クリック → 「セルの書式設定」
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「表示形式」タブ → 「数値」
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小数点以下の桁数はお好みで(例:1桁であれば「1」)
5. まとめ:数式と書式の一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| A2・B2(開始・終了) | 「時刻」書式(例:09:00、17:30) |
| C2(経過時間) | =(B2-A2)*24 |
| C2の書式 | 「数値」(小数1〜2桁推奨) |
6. 補足:終了時間が翌日の場合は?
終了時間が翌日になる場合、次のように条件を加えれば対応可能です:
この式では、終了時間が開始時間より小さい(=日をまたいでいる)場合に、1日分を足して正しく計算します。
✅ この記事のポイント
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Excelでは時間は「日単位」で管理されている(1 = 24時間)
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時間の差を実数(1時間=1.0)で表示するには
×24が必要 -
書式設定で「時刻」と「数値」を正しく使い分けるのがポイント!