RP2350でのCAN通信について

RP2350マイコンには、CAN通信(Controller Area Network)インターフェースは搭載されていません。RP2350は、主にGPIOI2CSPIUARTなどの一般的な通信インターフェースをサポートしており、これらは多くの組み込みシステムで広く使用されています。

しかし、CAN通信を使用する必要がある場合、RP2350のGPIOピンを使用して外部のCANトランシーバCANモジュールを接続することが可能です。例えば、以下のような外部モジュールを利用して、RP2350をCANバスに接続することができます。

外部CANトランシーバの例

  1. MCP2515(SPIベースのCANコントローラ)

    • MCP2515は、SPIインターフェースを使用してRP2350と接続することができ、これを介してCAN通信を行うことができます。

  2. TJA1050(CANトランシーバ)

    • TJA1050は、MCP2515と一緒に使用して、RP2350とCANバスを接続します。このトランシーバは、RP2350からのデータをCANバスに変換し、またCANバスからのデータをRP2350に戻します。

外部CANモジュールをRP2350に接続する方法

例えば、MCP2515を使ってRP2350でCAN通信を行う場合、以下のような接続が必要になります:

  • MCP2515は、SPIインターフェースを通じてRP2350と接続します。

  • TJA1050などのCANトランシーバをMCP2515に接続し、物理的なCANバス通信が可能となります。

例: CAN通信のC/C++コード

c
#include "mcp2515.h"
#include "spi.h"
#include "gpio.h"
#define CAN_CS_PIN 15
 
int main() {
 // SPI通信の設定
 spi_init(SPI_PORT, 1000000); // SPI速度の設定
 gpio_set_function(13, GPIO_FUNC_SPI); // SCK
 gpio_set_function(14, GPIO_FUNC_SPI); // MOSI
 gpio_set_function(15, GPIO_FUNC_SPI); // MISO
 
 // CANトランシーバ初期化
 mcp2515_init(CAN_CS_PIN); // MCP2515の初期化
 
 while (true) {
  // CANメッセージを送信または受信
  mcp2515_send_message();
  mcp2515_receive_message();
 }
}

上記のコードは、MCP2515を使用してRP2350でCAN通信を初期化し、メッセージを送受信する例です。


まとめ

RP2350自体はCAN通信を直接サポートしていませんが、外部のCANコントローラ(例:MCP2515)やCANトランシーバ(例:TJA1050)を使うことで、CANバス通信が可能です。これにより、車載システムや産業機器など、CANバス通信が必要なアプリケーションにも対応することができます。