KvaserのLINバス用9ピンD-Subコネクタ:ピンアサインの解説

LIN(Local Interconnect Network)は、車載通信プロトコルの一つであり、低コストでの実装が可能な点から多くの車両で利用されています。Kvaserのデバイスを使用してLINバスを構築する際には、正しいピンアサインを理解して適切に接続することが重要です。

Kvaserの公式情報に基づき、9ピンD-Subコネクタで実際に使用されるピンについて解説します。


Kvaserデバイスの9ピンD-Subコネクタ ピンアサイン(LINバス用)

ピン番号 信号名 説明
1 未使用 (未接続)
2 未使用 (未接続)
3 GND グランド(接地)。通信の安定性を保つために必須
4 未使用 (未接続)
5 未使用 (未接続)
6 未使用 (未接続)
7 LIN信号線 LINバス通信のデータライン
8 未使用 (未接続)
9 V+(VBAT) 電源入力(通常12Vまたは24V)。デバイスやLINノードに供給

Kvaserデバイスで使用する主要なピン

ピン3:GND(グランド)

  • グランド(接地)として機能します。
  • LIN通信を安定して動作させるため、マスターおよびスレーブデバイス間で必ず共通化してください。

ピン7:LIN信号線

  • LINバスの通信における主要なデータラインです。
  • マスターからスレーブ、あるいはスレーブ間で通信データを送受信するために使用されます。

ピン9:V+(VBAT)

  • KvaserデバイスをLINマスターとして動作させる場合、ピン9に電源(通常12Vまたは24V)を供給する必要があります。
  • この電源は、LINバス上のスレーブデバイスにも供給されることがあります。

注意点と接続のポイント

  1. 電源供給(ピン9)

    • LINバスに接続する際、Kvaserデバイスが動作するために必ずピン9に電源を供給してください。適切な電圧を確保することが重要です。
  2. 共通グランドの設定(ピン3)

    • LIN通信では、すべてのデバイス間で共通のグランドを使用する必要があります。これを怠ると通信エラーや不安定な動作を引き起こす可能性があります。
  3. ノイズ対策

    • LINバスの特性上、信号線(ピン7)は比較的ノイズに弱いため、ケーブルの長さや使用環境に応じた配慮が必要です。
  4. メーカーごとのピンアサインの違い

    • Kvaserデバイスのピンアサインは標準的な仕様の一例であり、他のメーカーのデバイスでは異なる可能性があります。必ず各デバイスのドキュメントを確認してください。

まとめ

KvaserのLINデバイスを使用する際には、「ピン3(GND)」「ピン7(LIN信号線)」「ピン9(V+)」が主要な接続ポイントとなります。特にピン9の電源供給は、デバイスの動作に不可欠であり忘れてはならない要素です。また、LIN通信を安定させるためには、共通グランド(ピン3)の設定が重要です。

他のメーカーのデバイスと組み合わせて使用する場合は、ピンアサインの違いに注意し、データシートやドキュメントを必ず確認しましょう。