Webhookとは?仕組みと活用例をやさしく解説

はじめに

最近よく耳にする「Webhook(ウェブフック)」という言葉。
APIの一種とされていますが、「APIとはどう違うの?」「具体的に何ができるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webhookの基本的な仕組みや、実際の活用例、導入時の注意点まで、分かりやすく解説します。


Webhookとは?

Webhook(ウェブフック)とは、あるイベントが発生したときに、指定されたURL(エンドポイント)に対して自動的に通知(HTTPリクエスト)を送る仕組みです。

✅ 簡単に言うと…

  • APIが「こちらから取りに行く」のに対し、Webhookは「向こうから送ってくる」

  • 通知が欲しいイベントが発生したときだけ通信が発生する

  • 処理をリアルタイムでトリガーできる


APIとの違い

項目 Webhook API
主体 外部サービスからの通知 利用者がリクエストする
タイミング イベント発生時に即時通知 必要なときに手動または定期でリクエス
通信方向 外部 → 自サービス 自サービス → 外部

Webhookの仕組み

Webhookを使うには、以下の2つが必要です:

  1. Webhook対応サービス(送信元)
    例:GitHub、Slack、Stripe、LINE Developers など

  2. Webhook受け取り用のURL(エンドポイント)
    自分で用意したサーバーなどに、HTTP POSTを受け取るURLを設置します。

フロー図(概要)

  1. 送信元サービスで Webhook URL を登録する

  2. 指定したイベントが発生する(例:新しい注文が入る)

  3. サービスから Webhook URL に HTTP POST リクエストが送られる

  4. サーバー側でリクエストを受け取り、必要な処理を実行する


活用例

GitHub × Slack

GitHubでプルリクエストが作成されたら、Slackに通知する。

ECサイト × 在庫管理システム

注文が入るたびにWebhookで在庫数を自動更新する。

③ LINE Bot × 自動返信サーバー

ユーザーがメッセージを送ると、Webhookでサーバーに通知 → 自動返信。

④ 決済サービス × 会員サイト

Stripeなどの決済が完了したタイミングで、Webhookを使って会員権限を自動付与。


Webhookを使うメリット

  • リアルタイム性が高い(イベントが起きた瞬間に反応)

  • 定期的なポーリングが不要(無駄なリクエストを減らせる)

  • 連携が簡単で柔軟


Webhook導入の注意点

  1. セキュリティ対策

  2. 受け取りサーバーの信頼性

    • 常に受信できるようにサーバーを安定稼働させる

    • レスポンスは速く返す(200 OK で応答)

  3. エラー処理

    • サーバーが落ちていたときの再送処理(リトライ)に対応できるか確認する


まとめ

Webhookは、「イベントが発生したら即座に通知を受ける」仕組みです。APIと組み合わせて使うことで、より効率的でリアルタイムなアプリ連携が可能になります。

LINE Bot、Slack通知、ECサイトの自動処理など、さまざまな場面で活用されているWebhook。
開発に取り入れることで、手動作業の削減やサービスの高速化が図れるでしょう。