クレジットのタッチ決済・QUICPay・iDの違いとは?使い方や特徴をわかりやすく解説!

キャッシュレス決済が普及する中で、コンビニやスーパーで「タッチでお願いします」と言えばスムーズに支払いができる時代になりました。その際によく耳にするのが「クレジットのタッチ決済」「QUICPay」「iD」という言葉。どれも非接触型のスマートな決済手段ですが、それぞれ仕組みや特徴が異なります。

本記事では、これら3つの違いを分かりやすく解説し、どれを使えばよいかのヒントをお伝えします。


1. クレジットのタッチ決済とは

● 概要

「クレジットのタッチ決済」は、Visaのタッチ決済(Visa contactless)やMastercard®コンタクトレスなどのように、クレジットカード本体やスマートフォン接触で読み取り機にかざして支払う方式です。

● 特徴

  • 直接クレジットカード決済が行われる

  • サインや暗証番号なしで少額決済が可能(上限あり)

  • Apple PayやGoogle Payにも対応

  • 読み取りは「NFC(Type A/B)」という国際標準の方式を使用

● 対応ブランド

Visa、Mastercard、JCBJCBコンタクトレス)、American Express、など。


2. QUICPayクイックペイ)とは

● 概要

QUICPayは、JCBが提供するポストペイ型(後払い)の非接触決済サービスです。Apple PayやGoogle Payを通じて使えるほか、QUICPayカード・キーホルダー・スマートウォッチなどにも対応しています。

● 特徴

  • クレジットカードと紐づけて使う後払い方式

  • サイン・暗証番号不要

  • 読み取りは「FeliCaフェリカ)」という日本独自の方式を使用

  • 端末での表示は「QUICPay」と明記

● 提供会社

株式会社ジェーシービー(JCB


3. iD(アイディ)とは

● 概要

iDは、NTTドコモが提供するポストペイ型(後払い)の非接触決済サービスです。三井住友カードdカードなどのクレジットカードと紐づけて使うのが一般的です。

● 特徴

  • クレジットカードやdカードと連携して後払い

  • サイン・暗証番号不要

  • FeliCa方式を使用(QUICPayと同様)

  • iD専用カードや、スマホのiDアプリからも使用可能

● 提供会社

株式会社NTTドコモ


4. 違いを比較表でチェック!

項目 クレジットのタッチ決済 QUICPay iD
提供元 各クレジット会社(Visa等) JCB NTTドコモ
決済方式 クレジット本体の直接決済 クレジット連携の後払い クレジット連携の後払い
通信規格 NFC(Type A/B) FeliCa FeliCa
対応デバイス カード、スマホ、スマートウォッチ スマホ、カード、キーホルダー スマホ、iDカード
表示 Visaのタッチ決済等 QUICPayマーク iDマーク

5. どれを使えばいいの?

どれも便利な非接触決済ですが、以下のように選ぶのがポイントです。

  • 海外利用も視野に入れるなら:「クレジットのタッチ決済」NFC対応のため国際互換性あり)

  • JCBカードユーザーなら:「QUICPay

  • ドコモや三井住友カード利用者なら:「iD」

また、お店によって対応しているサービスが異なる場合もあるため、複数の手段をスマホに登録しておくのもおすすめです。


まとめ

「クレジットのタッチ決済」「QUICPay」「iD」は、いずれもかざすだけで支払いができる便利な非接触型決済です。しかし、仕組み・通信方式・提供会社などが異なるため、自分のライフスタイルや使っているクレジットカードに合ったものを選ぶことが大切です。

今後もキャッシュレス化は加速していくことが予想されます。賢く使い分けて、スムーズで快適な支払い体験を手に入れましょう!